『NOMORE無断生成AI』vol.2も公開され、日本の声優業界に大きな反響を呼んでいます。
この記事では、動画に登場した著名な声優たちのプロフィールと、
彼らの無断生成AIに対する見解を詳しく紹介します。
vol.2に登場した声優のプロフィールと代表作
浪川大輔プロフィール
- 生年月日:1976年4月2日
- 出身地:東京都
- 所属:ステイラック
◼️経歴
浪川大輔さんは1985年、9歳で劇団こまどりに所属し声優として活動開始。子役時代から洋画吹き替えを多数担当し、後に『ロード・オブ・ザ・リング』のフロド役で大きな注目を集めました。
◼️代表作
・『機動戦士ガンダム0080』アルフレッド・イズルハ役
・『BLACK LAGOON』ロック役
・『ハイキュー!!』及川徹役
◼️その他の活動
俳優、歌手活動のほか、2010年に第4回声優アワード助演男優賞を受賞。
佐賀県のゆるキャラ「とっとちゃん」の声も担当。
中田譲治プロフィール
- 生年月日:4月22日
- 出身地:東京都
- 所属:大沢事務所
◼️経歴
桐朋学園短期大学で演劇を学び、1970年代後半から俳優として活動。声優は1980年代から始め、強面のキャラクターを多く演じています。
◼️代表作
・『巌窟王』モンテ・クリスト伯爵役
・『Fate/Zero』言峰綺礼役
・『超新星フラッシュマン』サー・カウラー役
◼️その他の活動
俳優として特撮ドラマの悪役も多数担当。ナレーションや吹き替えの分野でも幅広く活躍中。
島田敏プロフィール
- 生年月日:1954年11月20日
- 出身地:新潟県
- 所属:青二プロダクション
◼️経歴
1978年に『宇宙魔神ダイケンゴー』で声優デビュー。二枚目役や悪役を経て、現在は老人役やコミカルなキャラクターも多く演じています。
◼️代表作
・『ゲゲゲの鬼太郎』一目入道役
・『それいけ!アンパンマン』ジャムおじさん役
・『ちびまる子ちゃん』さくら友蔵役
◼️その他の活動
多くの役を引き継ぐナレーターとしても活動。『世界の果てまでイッテQ!』などでもナレーションを担当。
竹内良太プロフィール
- 生年月日:1987年8月9日
- 出身地:東京都
- 所属:アクロス エンタテインメント
◼️経歴
2008年に『ネットゴーストPIPOPA』でデビューし、若手実力派声優として活躍中。2013年『進撃の巨人』のマルコ・ボット役で一躍注目されました。
◼️代表作
・『進撃の巨人』マルコ・ボット役
・『ハイキュー!!』山口忠役
・『文豪ストレイドッグス』中島敦役
◼️その他の活動
舞台俳優としても活動しており、ラジオパーソナリティも担当。
上田燿司プロフィール
- 生年月日:1971年8月7日
- 出身地:兵庫県神戸市垂水区
- 所属:アミュレート
◼️経歴
関西大学法学部卒業後、声優業に入る。2008年「上田陽司」から「上田燿司」に改名、2020年にアミュレートに移籍。
◼️代表作
・『ジョジョの奇妙な冒険』ロバート・E・O・スピードワゴン役
・『おそ松さん』デカパン役
・『葬送のフリーレン』アイゼン役
◼️その他の活動
2013年から『JOJOraDIO』のラジオパーソナリティを務め、洋画吹き替えやナレーションも担当。
朴璐美プロフィール
- 生年月日:1972年1月22日
- 出身地:東京都江戸川区
- 所属:LAL(自身が代表)
◼️経歴
1998年に声優デビュー、1999年『∀ガンダム』で大ブレイク。2020年に俳優の山路和弘と結婚。
◼️代表作
・『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック役
・『BLEACH』日番谷冬獅郎役
・『進撃の巨人』ハンジ・ゾエ役
◼️その他の活動
女優や歌手としても活躍し、声優養成所「studio Cambria」も運営。2010年に声優アワード主演女優賞受賞。
『NOMORE無断生成AI』vol.2での声優の発言
浪川大輔の発言
「お互いが探り合っているような今の状況ではなく、共存していくためには歩みより方が大事なのかと思います」
立場:中立的(共存を模索)
浪川さんは、生成AI技術者や企業と直接話し合った経験をもとに、業界全体が共存するためのルール作りの必要性を強調しています。業界全体が歩み寄りをし、ただ反対するのではなく建設的な方法でAIと共存することが重要だと語っています。
中田譲治の発言
「皆さんもね、AI規制派とかAI推進派で分断されて対立するんじゃなくて、これからはみんなが楽しくかつ効果的に使うために歩み寄ってルールを作ることが大事だと僕個人は思っています。」
立場:中立的(共存のためのルール作りを重視)
中田さんは、AI技術を楽しみながら効果的に活用するため、推進派と規制派の対立を乗り越えて、業界全体でルールを作る必要性を訴えています。AI技術が進化する中で、互いに協力してクリエイティブな環境を構築することが重要だと語っています。
島田敏の発言
「もしもこの生成AIを使って番組が作られるようなことがあったら音声業界は大混乱に陥ります。AI生成物として使用できるのは、音声の持ち主が登録され、追跡可能な技術の裏打ちされたものだけにあるべきだというふうに考えます。」
立場:否定的(無断使用や管理の不備に懸念)
島田さんは、AI生成音声が無断で使用される場合の混乱を懸念し、データの追跡と管理体制の強化が不可欠だと述べています。「音声の持ち主が同意し、登録されているもののみ使用されるべきだ」と主張し、管理体制の整備を求めています。
竹内良太の発言
「無断で生成AIを使って何かを発信するという方は、少なからず出てくるんじゃないかなと思っています。視聴者が無断で生成AIを作った作品を見ていることに問題を感じてほしい。」
立場:否定的(視聴者の認識向上が必要)
竹内さんは、現在の法整備の遅れに懸念を示し、無断生成AI音声の利用に対する視聴者の認識向上が重要だと強調しています。「視聴者が無断生成AI音声作品に対して問題意識を持つことが、業界改善につながる」と述べ、視聴者も無断利用への理解を深める必要があると訴えています。
上田燿司の発言
「最初に想定した状況から変わってきているので、改めてルール作りをしましょうということは、真剣に議論されて当たり前だと思っています。」
立場:中立的(法整備の遅れに懸念)
上田さんは、日本の生成AIに関する法整備が遅れていることに対し、再度ルールを整備することの必要性を訴えています。「クリエイターと生成AI開発者の双方が対話を通じ、社会全体で合意を得るためのルール作りが急務だ」と述べ、迅速かつ透明な対話とルール整備の重要性を強調しています。
朴璐美の発言
「声というのは、私は魂の音だと思っています。誰も私の人生を無断で使うことはできないと思います。」
立場:否定的(声の価値と尊厳を守る)
朴さんは、声を「魂の音」や「人生そのもの」として捉え、無断使用に対して強い拒否感を示しています。「営利目的で無断使用されることに対して強い憤りを覚える」と述べ、声優の職業的価値や尊厳を守る必要性を強調。生成AIによる無断利用が職業の価値を損なうことへの強い危機感を示しています。
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