最近、NewJeansが所属するADORと親会社HYBEの間で深刻な対立が話題となっています。その騒動の中心人物として注目を集めているのが、プロデューサーのミン・ヒジンです。
そんな彼女の経歴と功績、そして現在の騒動の背景について徹底解説していきます!
ミン・ヒジンのプロフィール
https://japanese.joins.com/JArticle/323721
- 生年月日:1979年12月16日
- 出身:韓国
- 学歴:ソウル女子大学校視覚デザイン学科卒業
- 現職:ADOR(All Doors One Room)設立者兼CEO
経歴
- SMエンターテインメント時代(2002年~2018年)
- 2002年:新卒入社、衣装担当として勤務開始
- 徐々に担当領域を拡大し、アートディレクターとして活躍
- 2017年:アートディレクション総括を務める取締役に就任
- HYBE時代(2019年~2021年)
- 2019年:HYBEのChief Brand Officer (CBO)として入社
- ADOR設立(2021年~現在)
- 2021年11月:HYBEの子会社としてADORを設立、CEOに就任
- 2022年7月:NewJeansをデビューさせる
主な功績
- SMエンターテインメント時代に手がけた主要アーティスト:
- 少女時代、SHINee、f(x)、EXO、Red Velvet、NCTなど
- 代表作:
- 少女時代『Gee』『GENIE』
- SHINee『Replay』『View』
- f(x)『Pink Tape』『4 Walls』
- EXO『Growl』『EXODUS』
- Red Velvet『Happiness』『Ice Cream Cake』
- NewJeans全作品
特徴
- 従来のK-POP育成システムとは異なるアプローチを採用
- Y2Kスタイルを取り入れつつ、現代的な魅力を持つファッションセンス
- 多様な視点を取り入れた斬新なミュージックビデオ制作
- 幅広い音楽知識と先見性のあるプロデュース能力
NewJeansプロデュースの経緯
HYBEとの関係
ミン・ヒジンは当初、HYBEでガールズグループのプロジェクトを担当していました。しかし、メンバー選考の過程で方向性の違いが生じ、2021年7月にプロジェクトから外れることになりました。
グループ結成からデビューまで
新たに設立したADORで、デビュー候補生をSOURCE MUSICから移籍。
2022年7月22日、従来のK-POPデビューの常識を覆す形で、NewJeansが突如デビューを果たしました。
ミン・ヒジンの独自のアプローチ
従来のK-POP育成システムとの違い
ミン・ヒジンは、長期の練習生期間を経て完成形でデビューする従来のK-POPシステムとは異なるアプローチを採用。「NewJeansは完璧な状態で始まるグループじゃない」と述べ、ファンと共に成長していくグループ像を提示しました。
NewJeansの成功要因
- Y2Kリバイバルの気運に乗った90’s R&Bサウンドとルック
- 従来のK-POPスタイルからのソフトランディング
- 「不完全の美学」を前面に出したアプローチ
- 韓国と北欧の音楽家によるクリエイティブな楽曲制作
- SNSを活用した新しいマーケティング戦略
現在の騒動の概要
HYBEとの対立
2024年4月、HYBEはミン・ヒジンによるADORの経営権奪取の疑いを指摘しました。これに対しミン・ヒジンは、HYBEが80%の持分を持つADORの経営権奪取は不可能だと反論しています。
NewJeansメンバーの反応
2024年9月11日、NewJeansのメンバーが緊急生配信を実施し、HYBEに対して抗議しました。「本来のADORに戻してほしい」と訴え、ミン・ヒジン代表の9月25日までの復帰を要求しました。
まとめ
ミン・ヒジンは、K-POP業界に革新をもたらした異色のプロデューサーです。SMエンターテインメント時代からの輝かしい経歴、そしてNewJeansの成功により、その才能は広く認められています。
しかし、現在のHYBEとの対立により、その立場が揺らいでいます。NewJeansメンバーの支持を得ているものの、今後の展開は不透明です。
K-POP界の未来を左右する可能性のあるこの騒動。ミン・ヒジンとNewJeansの今後に、世界中のファンの注目が集まっています。