『NOMORE無断生成AI』vol.3に登場した声優:詳細プロフィールと発言内容を振り返る

NOMORE無断生成AIvol.3も公開されました。

この記事では、動画に登場した著名な声優たちのプロフィールと、
彼らの無断生成AIに対する見解を詳しく紹介します。

目次

vol.2に登場した声優のプロフィールと代表作

宝亀克寿

生年月日: 1946年10月30日
出身地: 長崎県佐世保市
所属事務所: 青二プロダクション

◼️経歴:

  • 1980年代に俳優として活動を開始、1990年代から声優としても活躍
  • 2020年より青二プロダクションに所属

◼️代表作:

  • 『ONE PIECE』二代目ジンベエ、ゲッコー・モリア
  • 『ひぐらしのなく頃に』北条鉄平
  • 『コードギアス 反逆のルルーシュ』バトレー・アスブリウス

◼️その他:

  • 舞台俳優としても活躍
  • 特技は柔道、野球、九州弁(佐世保弁)

宮本充

生年月日: 1958年9月8日
出身地: 東京都大田区生まれ、大阪府堺市育ち
所属事務所: 劇団昴

◼️経歴:

  • 北海道大学工学部卒業後、1985年に映画『マイ・サイエンス・プロジェクト』で吹き替えデビュー

◼️代表作:

  • 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』中川圭一
  • 『THE ビッグオー』ロジャー・スミス
  • 『ライオン・キング』シンバ(青年)

◼️その他:

  • ディズニー映画の吹き替えで活躍
  • ブログ「宮本充のきまぐれ週報2」を運営

深見梨加

生年月日: 1963年8月8日
出身地: 京都府生まれ、埼玉県秩父市育ち
所属: フリーランス

◼️経歴:

  • 埼玉県立秩父高等学校卒業
  • 1982年に『ときめきトゥナイト』で声優デビュー

◼️代表作:

  • 『美少女戦士セーラームーン』愛野美奈子 / セーラーヴィーナス
  • 『機動戦士Vガンダム』ヘレン・ジャクソン
  • 『ファイナルファンタジーXII』フラン

◼️その他:

  • 洋画吹き替えで有名女優を多く担当

新垣樽助

生年月日: 1976年6月18日
出身地: 沖縄県島尻郡久米島町
所属事務所: マウスプロモーション

◼️経歴:

  • 大学在学中から声優を志し、2001年に映像テクノアカデミア卒業
  • 2020年にアニメ『NOBLESSE -ノブレス-』で初主演

◼️代表作:

  • 『テニスの王子様』木手永四郎
  • 『囀る鳥は羽ばたかない』矢代

◼️その他:

  • 音楽ユニット「樽生」で活動
  • 沖縄方言の指導経験もあり

阪口周平

生年月日: 1977年9月5日
出身地: 大阪府
所属事務所: アクセント

◼️経歴:

  • 錦城高等学校を卒業後、東京アナウンスアカデミー声優科を経て声優業に進む
  • 2014年よりアクセントに所属

◼️代表作:

  • 『NARUTO -ナルト-』花月陽一
  • 『おおきく振りかぶって』梶山力

◼️その他:

  • 洋画吹き替えでクリス・パインを担当

咲野俊介

生年月日: 1965年5月20日
出身地: 宮崎県
所属事務所: 青年座映画放送

◼️経歴:

  • 1982年頃より声優として活動を開始

◼️代表作:

  • 『名探偵コナン』木念、本巣利範
  • 『MAJOR』シリーズ 茂野英毅

◼️その他:

  • 特技は陸上競技

片岡富枝

生年月日: 1944年11月2日
出身地: 千葉県松戸市
所属事務所: 劇団青年座

◼️経歴:

  • 1960年代から女優として活動開始、1970年代から声優業も開始

◼️代表作:

  • 『オバタリアン』絹代
  • 『ツヨシしっかりしなさい』井川美子

◼️その他:

  • ウーピー・ゴールドバーグの専属吹き替え
  • 特技はスキー、三味線、かっぽれ

『NOMORE無断生成AI』vol.2での声優の発言

宝亀克寿の発言

「冗談じゃないよ。やっぱり断ってもらいたいね。お金が儲かっているなら半分よこせよって言いたくなっちゃうじゃないですか。」

立場:否定的(無断利用と収益化への反発)

宝亀さんは、自分の声が無断で使用され、それが商業利用されることに対して強い不快感を示しています。「半分よこせ」という言葉からも、他者が無断で収益を得ることへの強い反発が感じられ、声の無断使用がもたらす不公平さを批判しています。


宮本充の発言

「人の役に立つこと、意味のあることに使っていかなければならないと思います。被害動画を見るとあれは何の意味もなく、見ていて悲しくなるだけのものだと思います。」

立場:否定的(意義のない利用に対する批判)

宮本さんは、生成AIによる音声利用が人の役に立つ意義あるものでなければならないと強調しています。被害動画に対しては「意味がない」と感じており、悲しさと無意味さを指摘することで、倫理的な利用を求めています。


深見梨加の発言

「私たちは私たちの技術でやっているので、別の人が自分の声で違う表現をされると、それが自分だと思われてしまうのは非常に侵害ですね。」

立場:否定的(無断模倣と混同による侵害)

深見さんは、自分の声を模倣したAI生成音声が、自分の作品と混同されることに強い不快感を示しています。彼女の表現の技術と異なる「違う表現」であっても、それが「自分だと思われる」ことを侵害と捉えており、無断生成に対して明確な拒否感を表明しています。


阪口周平の発言

「感情的には許せないというか、ちょっとムカつきますよね。とはいえ、それを規制する法律がないのなら僕らが泣き寝入りするしかないのかなと思います。」

立場:否定的(法律の不備への懸念)

阪口さんは、無断利用に対する怒りを示しつつも、現行の法律の不備によって対応できないことに対し、無力感を感じていることを述べています。「クールジャパン」として日本文化が推奨されているのに、声優を守る法律がないことを不満とし、現状の改善を訴えています。


新垣樽助の発言

「ものづくりってその人それぞれの努力の積み重ねの上に作り上げられるもの。それが上積みだけを取られて利用されるのは、作品や演じる人に対してリスペクトに欠ける行為だと感じています。」

立場:否定的(創作者へのリスペクトの欠如を懸念)

新垣さんは、声や演技が他者に無断で使用されることが、創作にかけた努力への敬意を欠く行為だと感じています。AI生成による声の無断利用が、積み上げてきた努力を尊重していないことへの問題意識を強調し、倫理的な懸念を訴えています。


咲野俊介の発言

「人としての思いやりやモラルがないのかという気分になり、すごく腹立たしくなる。お金を払えばいいとか無償だからという問題ではなく、意思とは関係なく喋ったり歌ったりすること自体が嫌です。」

立場:否定的(倫理的な問題への反発)

咲野さんは、声の無断利用がモラルや思いやりに欠ける行為だと強く感じています。彼にとって、意思に反して自分の声が使われることは倫理に反しており、根本的な問題があると考えているため、強い反発を表明しています。


片岡富枝の発言

「私たち役者は生身で、その時の状況や感情で表現しています。それがなくなったらキャッチボールができないような、生きた言葉ではないような気がするの。果たしてそれで皆さんが感動できるのか疑問です。」

立場:否定的(表現の生命力の喪失を懸念)

片岡さんは、生身の役者がその場の状況や感情を込めて演技することで生まれる「生きた言葉」が、AIでは再現できないと述べています。無機質な表現では観客が本当の感動を得られないと感じており、AI生成の声では演技の生命力が失われるという懸念を示しています。


まとめ

『NOMORE無断生成AI』vol.2では、声優たちが生成AIによる無断利用に対する思いや懸念を語りました。各声優はそれぞれの観点から発言していますが、いずれも無断での商業利用や倫理的な問題に対し強い懸念を表明。さらに、法的な保護の不備、表現に対する敬意の欠如、生身の演技が持つ生命力など、多面的な視点で問題の深刻さが訴えられています。

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この記事を書いた人

フリーランスでデザインの仕事をしている20代の男性のKAORUです。
このブログでは、最新のトレンド情報や著名人の詳しい情報をまとめてお届けしています。

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